気侭雑記帳

１４日のHEROES/ヒーローズは第４２話「悪人」
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これも再度張っておきますね。
いよいよやってくるぞHEROES/ヒーローズ S3キャッチアップ。
見逃しちゃったり「もう１回見てみたいぞ！」と思ってるあなたは要チェックだ！

・キャッチアップ HEROESシーズン3 　放映決定。
7/19（日）＆7/20（月・祝）13：00＆24：00
・シーズン３　第１話～第４話(#35～#38)
7/19（日）13：00～17：00[二]
　　　　　　24：00～28：00[字]
・シーズン３ 第５話～第８話(#39～#42)
7/20（月）13：00～17：00[二]
　　　　　　24：00～28：00[字]

私はスパドラ関係者ではありません。



では、私的な感覚の４２話の内容と私見過多の感想に。

今話はヒロが見る過去(1年前)の事柄のみと言っても大袈裟じゃなかった気がします。
現代としての内容はヒロがいるアフリカのみでした。
１年前はＳ１の初期らしいのですが、最初の絵(フラッシュです)にも書いたとおり、私はＳ１の最初の話をながら見してたので殆ど覚えておりません。
とっても…悔しかったですっ(つд｀)ﾜﾀｼﾉﾊﾞｶｰ


私的まとめのあらすじをどうぞ(↓)。

現代のアフリカ。
自身の能力で過去に行きたくなかったヒロは、ウスツから手渡された秘薬を食べて過去の情景を夢として見る事に。

１年前のペトレリ家。
盛大なパーティーが開かれている。
地方検事となったネイサン、看護士となったピーター。
参加者への挨拶をしているアーサーとその隣に佇むアンジェラ。
挨拶が終わり新婚の様に仲睦まじい様子で壇上(!?)から降りてきた両親に息子は呆れた様子で告げる。
「そう言う事は部屋に行ってやれば良いのに」
対してアンジェラは「４１年も連れ添っていればどこでも出来るのよ」と微笑む。
夫婦円満で仲の良い家族のペトレリ一家。
パーティーの席上にはリンダーマンも来ていて、アーサーとリンダーマンは周囲から離れ、言葉を交わす。
２人の視線の先にはネイサンがいる。
地方検事となったネイサンは自ら筆頭に立ってリンダーマンの不正を暴こうとしている。
「君が破滅すれば、後押しをしている自分も危ない」とアーサーは言う。
ネイサンは執念深い。ネイサンが調べれば必ずリンダーマンの不正を暴いてしまうだろう。
ネイサンが手を引き、他の検事にその仕事を託すのであれば逃れる事も可能。
だからこそネイサンには手を引いて欲しいのだが…。
「もう一度話し合ってみる」と告げるアーサーに、リンダーマンは「ダメだったら？」と問いかける。
すると、アーサーは静かな声で言い切った。
「殺すしかない」

店に押し入って暴れている男が居た。
手から青白い炎を出している男はフリント。後にレベル５から脱走した危険人物の一人。
店員(客？)を炎で怯ませ、愉快そうにしている。
彼は単独ではなく仲間がいた。
炎を手から出す女。
ーーメレディス。
２人は店で暴れていたが、そんな最中も動じない客が居た。
そんな彼にも炎を向けるフリントだったが。
危険を察知したメレディスがフリントに逃げるよう指示をする。
その男は組織のエージェント、トンプソンだった。
メレディスの指示に従ったフリントはその場から逃げれたが、メレディスはトンプソンに捕らえられてしまった。

ＮＹブルックリン、ガブリエルの時計店。
ガブリエルは縄を用意し、首吊りの準備をしていた。
脳裏に自分が行ってしまった行為が過ぎる。
人を襲ってしまった。
梁(かな？)に吊った縄に首を通し首を吊った瞬間。
時計店にエルが入ってきて能力で縄を断ち切った。
床に倒れこむガブリエルに駆け寄るエル。
「何か言える…？」
優しく問いかけるエルにガブリエルは「許してくれ…」と呟いた。
「大丈夫よ、何も問題ないから」
息が整ったガブリエルに向かい合ったエルはそう囁くが、ガブリエルは「いや、ある」と答えた。
「何があったか話して欲しい」と告げられ、ガブリエルは「ある男が持っているものが欲しくて、酷いやり方で手に入れた」と答えたが、「だって、貴方は悪い人じゃない、見れば解るわ」と優しい声で語りかけた。
そんな彼女にガブリエルは「天使みたいだ…」と呟いた。
その言葉にエルはおどけたような笑顔で答えた。
「壊れた時計の天使よ」

エルは一人で時計店から出ると、近くに止められていたトラック(バン？)に乗った。
車の中にはノアがいる。
エルとノアは組織のエージェントとしてここに来ていて、エルは組織の命令でガブリエルと接触をしたのだった。
エルはノアに疑問を投げかける。
「なんで捕まえないの？」
しかしノアは目を輝かして「ガブリエル・グレイの力は凄い」と呟いた。

組織に摑まったメレディスは部屋の中でトンプソンと向き合っていた。
「取引は何？」と問うメレディスに「組織のエージェントとして働いて欲しい」と答えるトンプソン。
しかしメレディスはその提案を頑なに拒んだ。
「何でそんなに組織を憎む？」
「それだけの理由があるから」
けれどメレディスはその理由を告げはしない。
しかし。
「条件がある」
組織に入るのなら「弟に手を出さないで欲しい」とメレディスは言うのだが、「君には選択権はない」とトンプソンにあしらわれてしまった。

ペトレリ家ではアーサーが「リンダーマンから手を引け」とネイサンを諭そうとしていたが、ネイサンはそれを受け入れなかった。
その態度にアーサーはネイサンを殺すしかないと決意する。

夜。車を走らせているネイサンとその隣に座っている妻のハイリ。
しかし後ろから急接近してきた車がネイサンの車に追突を繰り返す。
そんな最中にネイサンが能力を発動し(これが能力開花だったのかはＳ１の内容を覚えてないので解らない)空中に高く飛んでしまう。
急に居なくなったネイサンに驚き「どこにいるの？」と叫ぶハイリ。
ネイサンは空中で妻の名を呼び必死に手を伸ばすが…。
ネイサンの目の前で彼の乗っていた車が中央分離帯に激突した。
「ハイリーーー！」ネイサンの叫びが空に舞う。

病院。
事故の知らせを聞き駆けつけたアンジェラとアーサー。
「リンダーマンが俺を殺そうと指示したに違いない」とネイサンは言い、そして「リンダーマンを許さない」と言い切った。
「ハイリはもう二度と歩けない身体になったんだ」
命は取り留めたものの、脊髄に損傷を受け、下半身不随になってしまったハイリ。
アーサーはそれでもリンダーマンを庇おうとするのだが、そんなアーサーに業を煮やしたネイサンは怒鳴り返した。
「家族か依頼人(リンダーマン)か、どちらかを選べ」
そこにピーターが現れ(ハイリに付き添っていたらしい)、「ハイリが目を覚まして兄さん(ネイサン)を探している」とネイサンをハイリの元に連れて行った。

ペトレリ家。
アンジェラはアーサーに疑問をぶつけた。
「あの子(ネイサン)を殺せと指示した？」
自分(アーサー)を信じられないのか、と問いかけるアーサーにアンジェラは「貴方の口から真実を知りたい」と答える。
そういわれたアーサーはアンジェラを見つめ返し「してない」と言葉を返す。
「ごめんなさい」
夫を疑った事に後悔と謝罪を述べるアンジェラ。

メレディスはトンプソンと共にテキサスに来ていた。
組織のエージェントになるために実地訓練を行うらしい。
ホームレスの一人にトンプソンは声をかけた。
しかしホームレスは彼らが名乗った素性に疑念を抱き、質問を口に乗せたがメレディスが機転を利かせた返事を返した。
そこで男は納得しそうな様子を見せたが、突然男は能力を発動し、トンプソンを払いのけた。
咄嗟にメレディスは自身の力(炎)で男を怯ませ、倒れたトンプソンのスーツのポケット(多分)から組織の使う銃を取り出して男に向かって撃った。
意識を失った男を眺め、トンプソンはメレディスを見つめる。
「組織の一員だな」

ガブリエルは自分の部屋でリストを眺めていた。
そんな時、部屋がノックされエルが顔を覗かせた。
「パイは好き？」
突然来訪したエルにガブリエルは笑顔を向ける。
「来てくれて嬉しいよ」
「どうしてるかと思って」
エルは室内に入り、ガブリエルが手にしているリストを覗き込もうとするが、ガブリエルはそれを隠すような仕草を見せた。
「それは何？」と問うエルに「自分と同じ様な人のリストだ」と返すガブリエル。
「貴方の様な素敵な独身男性のリストね」
エルはにこやかに笑う。
そんなエルを見てガブリエルは決意を固めた。
自分には人にはない力があるんだと言い、離れた場所にあるものを能力で動かして見せた。
驚き、しかし「凄いわ」と喜ぶエル。
ガブリエルはリストを丸め、ゴミ箱に捨ててからエルの持ってきたパイを受け取った。
そのパイがピーチパイだと知ると、ガブリエルは自分の好物だ、と喜びキッチン(多分)に移動した。
エルはその隙を突いて捨てられたリストを拾った。

捕まえた男を９番の独房に入れろと指示されたメレディスは男を引き連れ歩いていた。
すると、独房のひとつに弟(フリント)が入れられてるのに気付き足を止める。
逃げたのではなかったのかと問いかけるメレディスにフリントは「逃げる途中に透明人間に会って摑まってしまった」とあっけらかんに答える。
姉ちゃんはもうエージェントになってるのか、俺も今度エージェントの訓練をしてエージェントになるんだ。
嬉しそうに話すフリントに表情を曇らせるメレディスだった。

ガブリエルの部屋。
ガブリエルはエルと話している。
「時々押さえられなくなる」「自分には問題がある」「他の人の力が欲しくなるんだ」と。
でも、とガブリエルはエルを見つめた。
「君と会ってから特別にならなくてもいいと思えたんだ」
真面目な顔で言うガブリエルにエルは微笑を返した。
「ありのままの貴方で良いのよ」

ガブリエルの部屋から出たエルは車に乗り込んだ。
車の中には多数のモニターがあり、それらは全てガブリエルの室内の映像が映し出されていた。
先程のエルの言葉(ありのままの貴方で良いのよ)に対して冷やかしの言葉を乗せたノア。
エルはそんなノアに対してターゲットを変えるよう提案したが、ターゲットは変えないとノアは言い切る。
エルが持ち帰ってきたリストには彼(ガブリエル)以外の能力者の名前が載っている。
ターゲットはその中の誰かでもいいのではないかと提案するのだが、だめだと断られ、エルは言葉を荒げる。
「もしかしたら彼、間違いに気付いたから自殺しようとしてたのかも知れないのよ！」
ガブリエルを騙し接触してるエルだったが、ガブリエルが人を襲う事にためらいを抱き、やってしまった行為に反省をしてる姿を見ている。
しかし。
「彼に(人を)襲わせるんだ」と冷徹にノアは宣言する。
「でも…っ！」と更に反論しようとしたエルだったが、ノアは「ここはNYだ、仕事も容易に見付かるだろう」と言い切ってエルに向かい合う。
「組織の命令に背くなら一人で生きろ」
その言葉に愕然とした表情を浮かべるエル。
その様子を見てノアは強い調子で言った。
「何のために４歳から訓練されていたのか考えてみろ」

ペトレリ家ではアーサーとリンダーマンが会話を交わしていた。
ネイサンを即急にも殺さねばいけないというアーサーにリンダーマンは反意を告げる。
しかしリンダーマンはネイサンを殺すのをやめろと言っているのではなく、「中止ではなく延期だ」と時期を見るべきだと提案していた。
しかしアーサーはネイサンの能力は侮れない。家族を傷付けられたからこそリンダーマンへの追求を早めてくると考え、直ぐにでも殺すと言うのだが。
そこに帰ってきたアンジェラが現れ、２人の策略を知ってしまった。
信じてたアーサーに裏切られ、驚くアンジェラ。
アーサーはアンジェラに近寄り、アンジェラの両頬(!?)に手を添えた。
「やめて…」アーサーに見つめられ何をされるか理解したアンジェラは必死で願うが。
「ネイサンは死ぬべきだ」
何度もアーサーはそう囁き、アンジェラはやがてぼんやりとした表情になってアーサーが口に乗せたものと同じ言葉を囁いた。
「ネイサンは死ぬべき…」

現代のアフリカ。
「殺人だ！」とヒロは突然起き上がって叫ぶが、目はまだ白いままだった。
アンドウが「何が起きてるんだ？」とヒロの元に手を伸ばそうとするが、それをウスツは制した。
まだ夢(過去を見てる)途中だから起こすとヒロが危ない。
しかしこの状態は異常だった。
「何かが夢の邪魔をしている」
そう言うと、手にした食器をアンドウに渡し、ウスツはヒロに近寄った。
食器の中からは煙が出ていたが、アンドウにそれ(煙)を吸わないようにと指示を出し、その煙をヒロにかがせるウスツ。
するとヒロはまた倒れこんで過去を見始めたのだった。

フリントと共に組織から逃げ出し、貨物列車に忍び込んでいるメレディス。
「アンタは騙されている」「組織に入ってはダメ」と言い聞かせ、逃げられたらメキシコに行ってバーを経営しようと提案していた。
しかしそんな時、逃げたメレディスたちを追いかけて同じ列車に乗り込んでいたトンプソンがメレディスを発見し組織の銃を撃つ。
倒れるメレディスに慌ててその場から身を隠すフリント。
フリントを追いかけて倒れたメレディスの傍を駆け抜けようとしたトンプソンは気になる様にメレディスを見たが、意識を完全に失ってると思い込んでフリントの後を追った。
トンプソンの目が届かなくなるとメレディスは身体を起こし(意識を失ったふりをしていたらしい)、物陰に身を潜ませ「逃げて、フリント！」と叫んだ。
メレディスが意識を失ってなかった事に気付いたトンプソンはフリントより先にメレディスを捕獲しようとするが…。
走ってる列車の扉を開け、フリントは飛び降りた。
それを見て「馬鹿な事を」と呟くトンプソン。
メレディスと向かい合ってメレディスを捕まえようとしたのだが、メレディスは炎を放ち荷物に炎は引火する。
炎から避けようとするトンプソンの横を駆け抜けたメレディスはフリントが逃げた扉から飛び出した。
その後を追うトンプソン。
そして列車は爆発事故を起こした。

ペトレリ家ではアンジェラが食事を作っていた。
そこに現われるリンダーマン。
最初は和やかに会話を交わしていたのだが。
「こんな私にも良心があったらしい」と自嘲気味にアンジェラに告げる。
君はアーサーに騙されている。
そう言われて信じられないと言うアンジェラだったが。
静かにリンダーマンはアンジェラに語る。
「私は君の頭に思考を植えつけることが出来ないが、傷なら癒せる」
アーサーが思考を植えつけると脳に傷が出来る。
アーサーが自分(アンジェラ)に対して能力を使い、不都合な記憶を消し去っている(!?)と信じたくなかったアンジェラだったが、リンダーマンは静かな態度で言葉を続けた。
「選ぶのは君だ」
そしてアンジェラはリンダーマンの手に自身の頭を委ねた。
そして彼女は正気に戻る。

列車の事故現場ではアンジェラがトンプソンに摑まっていた。
橋の上で列車事故を眺めるように歩く２人。
「何故組織をそんなに憎むのか」と問われ、メレディスは静かに告げた。
「赤ちゃんを殺されたからよ」
驚くトンプソン。
夜、組織が家を襲い、彼女を捕まえようとした。
組織に応戦し炎を使ったが、それによって火事が起こってしまった。
「娘のクレアは焼け死んだの」
「クレア…？」
驚き足を止めたトンプソン。
そしてトンプソンはメレディスの戒めを解いた。
困惑するメレディスに「逃げろ」と言うトンプソン。
「気が変わらないうちに逃げろ、娘に免じて逃がしてやる」
そしてメレディスはその場から逃げていった。

橋の下の事故現場にはクレアの姿があった(S1にもあるシーンらしいが良く知りません)

ガブリエルの部屋でエルとガブリエルが楽しそうに会話を交わしている。
夜の予定を提案され、「それはいいね」と返すガブリエル。
そこにチャイムの音が響き、エルは「お客を呼んだの」と微笑み、来客を迎えに行った。
戻ってきたエルの後ろには一人の男。
その男の姿を見てガブリエルは目を見開いた。
「トレバーも力を持ってるのよ」
信じられないといった様子のガブリエルにエルは申し訳なさそうに告げる。
「リストを見て連絡したの」
でも、同じ様に特殊な力を持ってる人と会うのは良いことだとエルは言い、トレバーに力を見せてと微笑みかけた。
トレバーはそれに頷くと、手で銃を撃つような仕草を見せる。
直後、離れた場所のグラスが割れた。
それを見て喜ぶエル。
ガブリエルは複雑そうな顔でそれを眺めている。

ペトレリ家ではアンジェラの作った食事をアーサーが食べていた。
「とても…良い味だ」
「お母様のレシピを再現してみたの」
２人きりの食事。
静かに食べていたアーサーだったが、アンジェラを眺め、少しだけ不思議そうな顔をした。
「何を考えている？」
「当ててみて」
「今夜は君を遠くに感じる」
アーサーが背後に人の気配を感じ振り返ると、そこにはハイチ人の姿があった。
「貴方は力がないと私の事を何もわからないのね」
囁くアンジェラにアーサーは答えた。
「君は私の妻だ、自分の事の様に解る」

ガブリエルの家。
ガブリエルは能力を使いトレバーを壁に押し付けていた。
それを見たエルは「ダメ、やめて！」と叫び、己の力をガブリエルに向けた。
「そんな事しちゃダメ！！！」
この時、ガブリエルは初めてエルが能力者であった事を知った。
一連の事柄をモニターで見ていたノアだったが、ガブリエルがエルに視線を向けた時にエルの危険を察知し腰を浮かせかけた。
しかしガブリエルは騙して近付いたと把握したのか、それとも抑えきれない飢えにこれから起こす行動を見られたくなかったのか。
「出て行け！」とエルに叫び、視線をトレバーに戻した。
その隙を突いてエルは部屋から逃げ出し、ノアは再度座ってモニターを凝視する。
ガブリエルは指を横に流し、途端、トレバーの叫び声が上がった。
部屋から逃げ出しノアのいる車に駆け込み「やめさせて！」と訴えかけるエルだったが、ノアはモニターを凝視したまま「凄いぞ…」と呟いた。
思わずモニターを見てしまったエルは慌てて視線を逸らしその場に座り込む。
「脳味噌を開いている」(台詞違うような気がしますが…)
そう呟いてモニタを凝視し続けるノアと、「こんなのって…」と悲しそうに呟き座り込むエルの姿。

ペトレリ家ではアンジェラがアーサーを非難していた。
「息子なのよ」
ネイサンを殺せと指示を出していたのが父親であるアーサーだったと思い出していたアンジェラ。
「貴方は立派だけど、でも貴方は心を忘れてしまった」
体の異常に気付いたアーサーだったが、時既に遅し。その場に倒れこんでしまう。
そんな様子を眺めつつ、アンジェラは言葉を継げる。
「お母様のレシピじゃないの」
食事に毒をもっていたのだ。

倒れたアーサーが居る場所から離れた場所でアンジェラはハイチ人に慌てた様子で話しかけていた。
「レベル３の焼却炉を使って」
アーサーの遺体(死亡は確認してない)を焼いて欲しいとハイチ人に頼むアンジェラ。
私のカードを使えば問題なくいける、誰かに咎められたら(能力者に殺された)一般人だと言えば良い。
しかし、アンジェラがそう話してる間にネイサンが帰宅してしまった。
倒れているアーサーをいち早く見つけ駆け寄るネイサン。
「まだ息がある。生きているぞ」

ＮＹではエルがノアを責めていた。
「組織が彼(ガブリエル)をモンスターにした」「彼には心があったのに！」
しかしノアは組織の命令だとエルの言い分を跳ね除ける。
時間と車を気にするノアだったが、視線の先に１台のタクシーが現れ、客を降ろすのを見るとエルに「組織の命令に従うんだ」と言い聞かせ、「私はあれに乗らなくてはいけない」とエルを残しタクシーの元に駆け寄っていった。
タクシーに乗ったノアは「ＪＦＫ空港(多分)に行ってくれ」と運転手に告げる。
「解りました」
答えた運転手はモヒンダーだった。
(Ｓ１の最初ではモヒンダーがタクシーの運転で生計を立てていたらしい)

病院。
ネイサンとアンジェラが待合室にいる。
ネイサンはピーターに連絡を入れようと提案したが、アンジェラは気もそぞろと言った様子。
そこに医師が入ってきて、アーサーが死亡したと告げた。
最善は尽くしましたが間に合いませんでした。
お悔やみを告げる医師に「今すぐ火葬の準備を」と言うアンジェラだったが、今夜はお疲れでしょうから手続きは明日の朝にしましょうと提案され、それを受け入れる。
医師はそんな２人を待合室に残し、静かに去って行く。
そしてある一室に医師は入った。
ベットに横たわる人に向かって「済みました」と告げる医師。
それに対する言葉はないが、医師には何か聞こえているようだった。
「はい、解っています」「別の遺体を用意します」
ベットに横たわっている人はアーサー・ペトレリ。
医師は彼に向かって言い難そうに言葉を続けた。
毒が末端組織を破壊しました。……麻痺は一生残ると思います」

葬式会場ではピーターとネイサンがアーサーの思い出話を淡々としていた。
しかしそれを聞いていたアンジェラが「死者を美化しないで」と静かに言い切る。
「あの人には重大な欠陥があったの」
呟き、アンジェラは白い骨壷に視線を向けた。

現代のアフリカでヒロは目を覚ました。
起き上がったヒロは「アンジェラ・ペトレリに忠告しないと！」と叫ぶ。
アンドウはそんな様子のヒロを眺めて驚いている。
「メレディスだったら止められるかも知れない」見た過去の情報から今これから何をするべきかと口に乗せてたヒロだったが、男の叫び声が外から轟き、慌てて外に出る。
そこには首ナシの男の死体が転がっていた。
ウスツの遺体だった。
そしてヒロは岩の陰にウスツの東部を発見する。
直後。
「私の過去を見たのは解っている」
ヒロの背後にアーサーが立っていた。
慌てて振り返るヒロだったが、逃れるより早くアーサーに両頬を挟まれてしまった。
ヒロの叫び声がアフリカの大地にこだまする…。



うん、毎回毎回長すぎるのはわかってるんだ。
でも簡素にまとめらなくて申し訳ないです(つд｀)
今回も脳内補完が行われてるのは確実なのでちょこちょこと間違いあるとは思うけど許してくださいな。
多分大筋だけは間違えてないと思うから！ から！！(ぁ


感想っぽいもの。

１：ノアの酷さに全私が泣いた。
組織の命令に従っただけではあるのでしょうが、それにしてもノアの非道さは異常。
結局の所、ガブリエルがモンスターになったのはモヒンダーパパが原因じゃなく組織だったんじゃないですか。
能力を手にしてしまって飢えに逆らえずに人を殺してしまった。
しかし組織が現われるまでは、やってしまった行為を後悔し、嫌悪して己の命を絶とうとしてたんですよね。
この時点でまだガブリエルはモンスターではなくサイラーでもなかった。
なのに、組織はガブリエルの能力を把握し、悪人とする(＝捕らえる理由が欲しかった？)為にガブリエルに生贄を用意した。
お膳立てをして「さぁ殺せ、能力を発揮しろ」と待っていた。
現代のノアは組織が酷い事をしてると気付いてる訳ですが、この頃は組織の言うがままだったんですよね。
確か親友(!?)である透明人間の能力者も組織の命令で殺した(でも本当は生きていた)ってのがあった筈で、この時点では透明人間がエージェントとして働いてたらしい。
(フリントが捕まった時にメレディスに語った台詞参照)
なのでこの時期のノアは、がっつりしっかり組織の意向に染まってた時期なんですよね。
しかし。
しかーし。
人を殺させる指示に疑問も挟まないってどういうことだろう？
ガブリエルの部屋をモニタで見ているのであれば、ガブリエルがどんな人間だったのかわかるはずですよね。
じかに接触してたエルよりも下手すれば見てた可能性だってある。
能力者は全て悪、ほっておいても悪事を働くのだから能力者に能力者を殺させて何が悪い
こんな事思ってたんですかね？
ノアパパに幻滅してしまった今回でした。
自分達がガブリエルをモンスターに仕立て上げておいて「直ぐに捕まえられるさ」と嘯き、結果的に多数の犠牲者を出した。
組織って本当に酷い事をしてたんですね。
てか、父親が手を貸し生まれたモンスターが娘を瀕死の目に遭わせた。
娘を傷つけたサイラーに殺意を抱くのは当然かも知れませんが、その元のきっかけを与えた一因に自分が居るって事を忘れちゃいけないと思うよ、ノア。
クレアには悪いけど、ある意味因果応報って感じですよね。
クレアはノア憎んだままでいいです。
サイラーがサイラーになっちゃった原因にパパが絡んでるんだから。

２：エルとガブリエルが良い感じ♪
自分を偽って(!?)ガブリエルに接触したエルですが、ガブリエルと話してる時のエルって以外に素っぽい雰囲気が出てた気がします。
エージェントであるエルは優しい心根を隠していたんじゃないかな、と。
隠すつもりはエルにはなかったのかも知れないけど、育った環境が環境だったからガブリエルに会うまでは本当の(素の)自分ってのが解ってなかったのかも。
可愛いよエル。こう言うエルとガブリエルなら未来のちびノアのママがエルでもＯＫＯＫ！
ってか、エルとガブリエルカップルフラグ立っちゃったー？
…
でもここでこう言う出会い方して、なんだか心が通じてる的な雰囲気を醸し出しておきながら、サイラーはエルを殺そうとした事があるんですよね。
現代ではサイラーが本気かは解らないけどパインハースト側に付いている。
そしてそのパインハーストに能力を消して欲しいとエルが行っているはず。
この過去があって現代へ。
さぁ、２人の関係はどうなる？
なんだかワクワクしてきたぞ。

３：姉弟だったのね。
現代でパインハースト側に付き、レベル５から脱獄した時からかなり好戦的で凶悪だったフリントがメレディスの弟だったとは！！
１年前ではかなりおばかっぽい感じのフリントでしたが、牢獄入れられて悪人達のヘンな影響受けちゃったのでしょうか？
姉を慕ってます的な過去だったのでメレディスが諭してくれれば悪の道から戻ってくれそうな…無理か…？
これでメレディスもかなり主要メンバーになった気がします。
今後が楽しみかも。


で。
アーサーは本気で悪い人決定。
リンダーマンは思考的には悪に向いてたかもしれないけど、人としての善悪は持ち合わせてた人。
しかし余計な事して己の抱いてた道筋を壊しちゃった人でもあった事が判明。
アンジェラは可哀想な人でした。
そしてネイサンは事故で一人飛んで「ハイリーハイリー」でちょっと笑ってしまった。
Ｓ１を覚えてないので能力が開花したばかりだったとしたら自分でコントロールできなかった、仕方がないなのですけども。
だとしたら笑っちゃってごめんよ。
叫ぶ暇あったら助けろよって突っ込んでしまったのです。
ピーターはこの頃はちょっと空気。それ以上の感想はなかったです。

過去の情報が集って、Ｓ１もちゃんと見てれば良かったと後悔した今話。
現代の時間軸はあまり進んでない様子ですが、アーサーに襲われたヒロで続くだったのでどうなるのか気になって仕方ないですね。

そうそう。
ヒロは当初「ウスツを無傷でアーサーの元につれてくる」って任務だったと思うのですが、アーサーはウスツをあっさりと殺してましたよね。
これは。
１・ヒロへの命令は、ダフニを通してになるのでダフニの反目の可能性を考えて「殺せ」とは伝えられなかった。
２：命令を下した時はウスツの能力が必要だったが、「未来を見る能力」はピーターを通じて(アイザックの未来視能力)手に入れたので、ウスツは不要になった。
また、ヒロを手にかけようとしてる理由は。
ヒロの力はピーターを通じて(以下略)なのでヒロは不要となった。
…
ウスツ殺害の理由は２っぽいな。

他にも色々と語りたい事はある感じですが、可能性を幾ら考えても仕方ないのでこの辺で。



次回４３話は「前兆」、２１日放映。
・見詰め合うトレイシーとネイサン、そして視線は空へ。
・「ヒロ、何を考えているんだ」「わっふる～」
・「その力、全て俺にぶつけろ、受け止めてやる」エルの力を受け止めるサイラー
・アーサーは宣言する「時は満ちた」



相変わらずヒロとアンドウのシーンは笑いが漏れる仕様になってるみたいです。
ヒロ可愛いなぁ…(ぁ